操作・表示

MCPは、フライト・コントロール・コンピュータと連携し、飛行モードの設定や制御情報の表示を行う操作パネルです。
2系統のCPU処理系を備えた冗長設計により、万一の故障時にも継続動作が可能で、高い信頼性を確保しています。
直感的な操作性と視認性に優れ、パイロットの負荷軽減にも貢献します。

FLCPは、フライト・コントロール・コンピュータと連携し、ディスクリート信号やMIL-STD-1553Bインターフェースを通じて各種操作を行う装置です。
FLCSリセットやBIT操作、AUX操作など多彩な機能を備え、飛行試験や運航支援において重要な役割を果たします。
堅牢な設計で信頼性にも優れています。

スタンバイ指示器は、航空機の姿勢、対気速度、気圧高度、昇降率、横滑りといった飛行に必要な情報を1台で表示できる多機能計器です。
ソリッドステート型慣性センサを内蔵し、故障率が低く、維持コストも抑えられます。
液晶表示による高い視認性と、拡張性のあるインターフェースも特長です。

スタンバイバッテリは、航空機の主電源が喪失した際にも、スタンバイ指示器などの重要機器に電力を供給するための装置です。
電源の低下を自動で検知し、必要に応じて即座に作動することで、緊急時の操縦支援を確保します。
高信頼性設計により、過酷な環境下でも安定した電力供給を実現します。

ホイールは、航空機のコックピットに設置される操縦桿で、主に機体の姿勢制御や進路変更などの操作に使用されます。
パイロットが長時間の飛行でも快適に操作できるよう、握りやすさや操作感に配慮した設計がなされています。
航空機の操縦において高い精度と信頼性が求められる中で、直感的な操作性と機能性を両立する重要な装備です。

スティックフォースセンサは、パイロットが操縦桿に加えた力（ピッチ・ロール方向）を電気信号に変換し、フライト・コントロール・コンピュータへ伝達する装置です。
内部のばね機構とLVDTにより高精度な変換を実現し、3重冗長構成により高い信頼性を確保しています。
BAE社のライセンスに基づく国産品です。

操縦桿は、自走りゅう弾砲や潜水艦などに搭載され、砲塔や艦の運動制御を行うためのコントローラです。
99HSP操縦桿は、小型LVDTを使用し微細な入力も正確に検知可能です。
ジョイスチックは、USB経由で上位装置と連携し、直感的な操作性と高い堅牢性を兼ね備えています。